育児と趣味の料理とクラシック音楽と
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レスター ブラウン (著)「プランB3.0 人類文明を救うために」を読んだ。
人類がかかえる地球規模の問題について、詳細に述べられている。前半は、貧困にあえぐ貧しい国々の惨状が、胸をえぐる。人口爆発が起こっているのも実は貧しい国々で、その現実が状態をますます悪化させていく。主に水不足と食料不足なのだが、貧しさがそれを加速するという痛ましい連鎖。 豊かな国は、エネルギーや食料の浪費。その影響で健康状態が悪くなるという嘆かわしさ。軍事費に莫大な費用を投じたり、エネルギー取得にかかっている真のコストを軽減するための補助金などが、状態を悪化させているという矛盾。 しかし、後半は、それが現在すでにある技術でほぼ解決できる見通しであること。先進国がわずかな資金を正しい方向にまわせば、劇的に改善できることが示される。特に、あるべき姿に導くために重要なのは、間違った補助金の撤廃と、正しい方向の税制改革だという。つまり、政治家の責任が大きいということ。すでに、先進国のあちこちで、部分的にそれらは実現されて、かなりの成果を収めていることが示されて、私も希望を取り戻す事ができた。 この本は、世界中(特に先進国)の政治家には熟読してもらいたいと思う。 日本の政治家の何人がこの本をきちんと読んだだろうか。 国会議員になるためには、資格試験を導入して、この本から100問くらい出題したらいいのではないかとさえ思った。 もちろん、政治家以外の人間も読んでおく価値は大きい。 著者が使った参考文献の多くが、ネットから取り出せるのので、それだけでも、膨大な資料として価値がある。 お薦めです。 PR |
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