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三橋 貴明 (著)「高校生でもわかる日本経済のすごさ 」を読んだ。中小企業診断士である著者が、インターネット経由で日銀などから入手できる情報をもとにバランスシートなどの観点から、日本経済(特に国家経済)の本当の姿を見せてくれる。
巷の経済学者や、マスコミの記事は、日本の経済について「破たん」といった表現をするが、それがいかに間違ったものであるかがよくわかる。
外需依存が、相対的には大きくないこと。国債の引き受け先がほとんど国内(最終的には日本国民自身)であり、資金を外国に大きく依存する欧米諸国とは全然違うこと。財政健全化が、いかに間違った方針であるかなども示されている。
マスコミの扇情的な記事に踊らされないために、いや、マスコミの人たちこそ、この本を読んで、日銀などの情報を自分で読む努力をすべきといえるかも。著者に言わせると、とんでも記事を書く人々は、バランスシートの基礎もわかっていないらしいので、無理かもしれないが。
民主党政権には、ぜひ、財政健全化よりも、名目GDPを成長させる政策を考えてほしい。
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塩田 潮 (著) 新版 民主党の研究 (平凡社新書)税込819円を読んだ。 これは、読み応えあった。民主党の概要が、3人の党幹部(小沢、菅、鳩山)の出自、民主党結党からの紆余曲折などが、中立的な立場で見事に紹介されている。 寄り合い所帯ゆえの弱点や、党内に政権担当経験者が少ないことなど、欠点を持ちながらも、だからこそかえって、万年与党としての自民党より、未知の魅力を感じさせる。 やはり、政権交代が実現してこそ、自民党ももっと緊張感を持てるようになるのではないかと感じた。 自民党の人がよく口にする、政権担当能力、政権運営能力も、実は、衆参両議院で過半数をにぎっていたときに、数の力で実現していただけで、現在の「ねじれ」状態では、機能しないことが白日のもとにさらされたということも再認識した。 個人的には、菅、鳩山両氏に親近感を覚えた。鳩山由紀夫氏は東大工学部出身の元科学者であり、菅直人氏は東工大出身で元弁理士だという。国会議員にもっと理系出身者を増やしてほしいと臨む、理系出身の私にとって、近いものを感じる。 総選挙の前に、読む価値大きい一冊です。
新刊JPで、夏の100選 2009という企画をやっている。
出版関係社やアルファブロガーなどが選者となって、お薦め本を紹介している。
新刊JPで紹介されてきたのは、ビジネス書が多いのだが、この企画では、懐かしいコミックなども取り上げられており、幅広いジャンルを網羅しているようだ。
今日、帰りに数冊買ってきた。まだ、読み始めたばかりだが、どれも面白そうだ。
クロイワ・ショウ (著)出稼げば大富豪 ~貧乏博士課程の目指せ!金持ち修行日記~ を読んだ。
これは痛快。
博士課程にいながら起業した貧乏な著者が師匠とあおぐ「兄貴」の豪快な言動は、いわゆる成功ノウハウ本とは別世界。アマゾンのレビューにあるとおり、個別の法則(本書の中では、〜〜理論となっている)は、当たり前のことなのだけれど、それを全部徹底して実践しているかどうか。それが人生の分かれ目なのかもしれない。
バリに行きたくなった。
平野 晋 (著) 超訴訟社会を読んだ。
濫訴社会アメリカの現状とそれに近づきつつある日本の将来を危惧する内容。
この本を読んで、米国で製造業が衰退した原因の1つがわかった気がした。
ただ単に、楽に儲けられる金融に流れていっただけかと思ったら、製造物責任法(PL法)の乱用で、訴訟を恐れるあまり、製造業から次々と撤退していったという。
人間は、「作為」には敏感だが、「不作為」には比較的鈍感なので、製造するという「作為」をやめて、製造しないという「不作為」を選んだというのだ。これは医療過誤も同じことで、訴訟たいさくとしての保険料が高すぎて、医者を廃業する人が増えている。そしてますます、医療費や保険料は高騰していく。
なるほどね。
また、米国で訴訟が乱用されるには訳があるというのだ。それは日本や欧州にはあるセーフティーネットが米国にはほとんどないということ。たとえ自分の不注意が原因で、怪我したりしても、その治療費を訴訟で勝ち取るしかないという。これは、国が社会保険制度を充実させればよい話なのだが、すでに、米国の現状を前提に弁護士や保険会社が利益をあげる構造ができあがっており、社会保険制度の充実は彼らの利権を侵すことになるから、圧力をかけてくるというからどうしようもない。典型的な部分最適化の弊害なのだが、渦中の人間には、そうは思えないのだろう。
それに、民主党とともに二大政党と言われる共和党には、小さな政府という固い信念がある。彼らは富裕層が多く、中間層以下の人々が、貧弱なセーフティーネットで不利益を被っていることをなんとも感じていないらしい。どうしようもないのだ。
著者のホームページがあります。本を買うかどうかは、そのページを見てからでもよいと思いますが、私は得るところが多かったです。
齊藤 正明 (著) 会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書) を読んだ。
狭いマフロ船だからこそ、どうやったら、ギスギスせずに過ごせるか。そのために必要なことは、陸上に普通に生活する人間の全員にも通用する知恵だ。
また、便利なものは、ほとんど何もない状況で、困った事が発生したらどう対処するか。これも我々も覚えておいたほうがいい知恵の固まり。
人間は、便利なものがあればあるほど、それらに依存する。お金があれば、何でもお金で解決しようとする。それは、人間としては進化ではなく退化ではないのか。
あるいは、思考停止状態なのではないか。
そんなことを考えさせられる本。
お薦めです。


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