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欲望する脳 (集英社新書 418G) 茂木 健一郎 (著)を読んだ。
タイトルは「欲望する脳」となっていて確かに人間の欲望が考察されているが、本書に一番たくさん登場する言葉は、「欲望」よりも「孔子」かもしれない。 論語に出てくる「七十従心」の真の意味を探るのが主題と思った方が納得しやすい。 茂木健一郎氏の本を読むといつも感じるのは、普通の理系人間の視点と違うなあということ。 茂木氏の言葉の使い回しを少し真似して評してみると、以下のような感じか? 文学も芸術も愛しておられるようで、幅広いインフラとしての教養を感じる。 脳科学に関するいろいろな最近の成果などを紹介しつつも(でも、茂木氏自身の新しい発見とかって紹介されたことあったかな?)、それ自身がメインディッシュではなく、あくまでも、茂木哲学の論拠として使われる素材に過ぎないような様相を呈している。 この点が、文系の読者からも圧倒的な支持を集める強みなのかもしれない。 なーんてね。 いつもながら、とても読後感のよい本なので、皆さんにもお薦めします。 PR |
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