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引き続いて、ブクステフーデの作品、フーガ ト長調 BuxWV 175
(BuxWVというのは、ブクステフーデ作品番号のこと。
ヘンデルの場合なら、イニシャルがHなので、HWVとなる。
ブクステフーデのイニシャルはBなので、BWVとしたいところだが、
これは、先にJ.S.Bachの作品番号に与えられているので、
ブクステフーデ用にはBuxWVとなったらしい)

この曲は、素直に三重奏になります。
クラリネットだとソプラノ管2本(あるいはソプラノ+アルト)とバス。
サックスだと、ソプラノ+アルト(あるいはテナー)+バリトン。

このフーガ、私の楽譜にはフーガと書かれているが、CDなどに
よってはカンツォーナとなっていることもあるようだ。
どちらかも間違っているわけではないのだろうが、
気をつけないと見落とすことになるので要注意か。

この曲、短い曲なのに、途中でフェルマータが2回出てきて、
流れが中断される。生演奏だとこのフェルマータを終了だと思って
拍手する人も出てくるかもしれませんね。

バロック音楽によくあることだが、この曲も音符以外の
情報がほとんどない。スラーやスタカートの表情記号、強弱さらに
速度指定も書かれていない。このあたりが、いかにもバロックらしい。
演奏者の(当時の)常識(良識?)の範囲で、自由に装飾できる。
ジャズに通じるものかも。

演奏者によるのだろうが、私の聞いたものは、同じ音高で
八分音符が並ぶと、スタカートのように切っている。
そうすると、少し躍動感が出る感じ(軽くなる気もする)。

ちなみに、面白いサイトを見つけました。
ブクステフーデ オルガン曲人気投票
http://hpcgi2.nifty.com/fuga/organ01/qnaire.cgi
ちゃんと動いているのか怪しいけど。
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