育児と趣味の料理とクラシック音楽と
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年取ったと感じるのは、音楽の好みにも表れてきた。
聴きたいと思う曲も近代現代系よりも、バロックが多いという点もそうなのだが、それ以上に特に演奏について。 たとえば、ゴールドベルク変奏曲。以前は、グレン・グールドの演奏、それもデビュー盤の強烈で疾走する演奏がたまらなく好きだった。同じグールドでも最晩年の再録音盤にはそれほど痛快さを感じなかった。 それが、最近は、グールドの再録音を通り越して、グスタフ・レオンハルトの演奏に惹かれる。特にアリアのテンポはレオンハルトくらい落ち着いた感じが心地よい。全ての変奏でレオンハルトが圧勝かというと、そうでもなく、第1変奏は、グールドの速度が恋しくなることもたまにはあるが。 演奏者の場合、聴力(特に時間的な分解能)が低下することと、腕や指の反応速度が落ちるせいで、テンポが年とともに落ちる傾向があるというが、聴衆の一人である私は、精神的な面の影響が大きいと思う。体力的にも不安がなく、自分自身が身軽で、将来を肯定的にとらえていた若い頃は、レーシングカーのような演奏が刺激的で楽しかった。しかし、自分の健康にも「かげり」を感じ始め、自分が支えるべき家族という存在を持ち、刺激もいいが、安定性を重視する方向に自分の価値観も変わってきたのかもしれない。 そもそも時間の使い方が昔の自分とは異なっている。 失敗を恐れないという気持ちは持ち続けようとしているが、同時に失敗をしないことを重視する傾向が強くなっているかな。 PR |
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