育児と趣味の料理とクラシック音楽と
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カンタータを聴き始めたばかりで、ブランデンブルク協奏曲を「耳たこ」なほど聞いた人間にとっては、なんとも不思議な感覚に襲われる。
カンタータ第174番「われ、いと高き者を心を尽くして愛しまつる(Ich liebe den Höchsten von ganzem Gemüte)」 第1曲目のシンフォニアが、ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048の第1楽章をもとに書かれており、似ているが、よく聞くと明らかに違う。 ブランデンブルクの方は、弦楽合奏(通奏低音にチェンバロが加わる)なのにカンタータの方は、ホルン(コルノ・ダ・カッチャ)やオーボエ、コールアングレ(ターユ)などの管楽器が加わるのだ。 それにしても、慣れというのは恐ろしいもので、管楽器が入っているからカンタータの方だとわかっていても、聞き慣れた第1楽章の後には、後続する楽章が頭の中で期待して鳴ってしまう。そこへ、第2曲アルト独唱を伴うアリアが始まる。幸福な音楽。全5曲のうちで最も長いのはこの曲だ。じっくり味わいたい。 バッハの曲には、このようにアルト独唱がソプラノと同じかそれ以上に大事な役目を与えられることが多い。ベートーヴェンの「合唱」などのようにアルトがソプラノに隠れてしまいやすい曲を聴いてきたせいか、とても新鮮だ。 第3曲テノールによるレチタティーヴォは、悲しげなので、朝の通勤電車では飛ばすかも。 でも、1分程度の曲なので、お腹の調子と気分がよければ聞くことができる。 第4曲バス独唱のアリアは明るく元気な曲(といってもバッハのことですから、最初から最後まで能天気な明るさではありませんが)。バスにこういう役割が与えられるのも、私には新鮮だ。私が聞いてきた狭い範囲のオペラなどでは、バスといえば、重い音楽が多かったので。 最後の第5曲は混声四部コーラスで、全体の締めくくり。 キリスト教徒でなくても、この終曲を聞いて一日の終わりにするのも悪くないと思う。 全体で20分程度の曲なので、ちょっと気分転換をしたいときに通して聞くのも良さそうです。 PR |
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