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ボロディンの歌劇「イーゴリ公」は、「ダッタン人の踊り」ばかりがもてはやされている。「ダッタン人の踊り」もいいが、私は、序曲もとてもいいと思う。歌劇の中でとても魅力的な歌の旋律が序曲に生かされているという意味でも、序曲らしい。
しかし、「ダッタン人の踊り」に比べて演奏される機会が少ないせいか、録音も多くない。そのせいか、あまり気に入った演奏がない。特に40小節目からの金管の4度の跳躍の連続は、とてもカッコイイと思うのだが、それがバランスがイマイチの演奏が多い。
トロンボーンの音が硬すぎたり、チューバやホルンが引っ込んだ感じで、おそらくは徐々に盛り上がっていくところが、デコボコになっている。それが、テオドレ・クチャル指揮ウクライナ国立放送交響楽団(NAXOS :8.557456)の演奏はそのバランスがとても良く、気持ちよく盛り上がっていける。ところがこの演奏1つだけ、ビックリさせられる箇所があった。
493小節目に入る直前で、楽譜には存在しない全休符をとっているのだ。楽譜にはその直前の小節にデクレッシェンドがあり、よくある演奏では、デクレッシェンドしながら、少し、リタルダンドして493小節に入っていく。それが、クチャルの場合、デクレッシェンドもなく、突然、全体の音を止めて、改めて、493小節に入る。これは勝手な解釈といわれるかもしれないが、なかなか効果的でもある。
皆さんも聞いてみてはいかが。
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