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先日紹介した奥薗寿子のほのぼのほどほど「家庭料理の底力」 (集英社be文庫) 奥薗 寿子 (著) の中から、バナナケーキを作ってみたのだが、何かを間違えたようで、ケーキではなく、クッキーのできそこないになってしまった。固くておいしくなかった。
あとで気がついたのだが、小麦粉の分量を大間違いしていた。
レシピには、カップ1杯と書いてあった。
実は、使いかけの小麦粉とその日に封を切った小麦粉を合わせてカップ1杯にしようとしたのだが、使いかけの方をすでに容器に投入してしまってから不足している(と思ったけど実は足りていた)ことが判明したので、継ぎ足したのだ。
そのとき、カップ1杯は、水なら200gだから、粉でもたぶんそのくらいだろうと思い込んで重量で合わせたのが大失敗だった。
小麦粉って、1カップを重要換算すると、だいたい105gなんですってね。
各食材の容量→重量換算というサイトがありました。
勉強になりました。
次からはこれを参考にします。
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最近の子パンダは、電車のビデオを見ながら、ブロックで電車を作るのが好き。
でも今日は、私がこっそり買っておいた野菜の形をした消しゴムを見つけて方針変更した。
ダイソーで売られていた消しゴムで、ナスとカボチャとジャガイモの形が入っている。
これを見た子パンダは、ブロックで、フライパンとか包丁、フォークといったもの(説明されないと、そうは見えないが)を作って、切った(つもりの)野菜をフライパン(のつもり)で加熱して、フォーク(のつもり)で私に食べさせようとした。
親のやることをよく見ているもんだと感心した。
同時に、(親バカながら)形状と色を見て、ナスとジャガイモを言い当てたのは嬉しかった。
カボチャだけは、わからなかったようだが、それは我が家ではカボチャを買うときにはいつも4分の1などのカットなので、丸1個のものを見たことがないから仕方ない。
たまには、カットする前のものも見せないといけませんね。
ここ数日、はまっているサイトが2つある。

1つは、iKnow! といって、日本人のための英語自習サイトだ。 まったくの基礎からのコースやら、ビジネス英語、留学用など、さまざまなコースがあって、英単語を覚える訓練をしてくれる。簡単な登録をすれば、誰でも無料で使えるので、興味にある人は試してみてほしい。
私が使ってみた範囲では、かなりやさしい英単語が多い印象。本気で留学したり、外資系で勤務するには、全然足らないレベルだと思うが、見落としたり、忘れている単語がないかをチェックするにはちょうどいい。

もう1つは、 FreeRiceというサイト。こちらは、1つの英単語の意味を選択肢のなかから選ぶという形式で、1問正解するごとに、10粒の米が飢餓に苦しむ人へ国連を通じて寄付されるというもの。もちろん、資金の出所は、クイズ回答者ではなく、協賛する企業らしい。クイズを楽しみながら、人道援助が出来るというコンセプトかな。
こちらは、最初の出題が結構、ハイレベルだ。それでも4択なので、正解できてしまうことがある。そうすると、寄付できるのは嬉しいが、高いレベルのまま出題が続く。不正解になると、だんだん回答者のレベルに合わせた問題に落ち着いて行く。
無理して辞書を引きながら回答してもよいが、選択肢のすべてが知らない単語、なんてことになるので、お薦めしない。ある程度、問題数が出されると、その問題のレベルが表示されるようになる。つまり、それが自分のレベルだということだ。
ちなみに、先日やってみたら、最初の出題が、boulderだった。普通の日本人には馴染みのない単語だと思うが、たまたま、私は知っていた。というのも、これは、子パンダの大好きな機関車トーマスに出てくる、巨大な丸石「ボルダー」のことだから。
意味(というか言い換え)は large rock が正解。
子供番組が、意外なところで役に立ってしまいました。
クラシックの名曲(なぜか交響曲が多い)に勝手な歌詞をつけて皆で歌うというのは、昔から大学のオケやアマオケで、宴会用の遊びとしてよく知られたものだ。
だが、これを演奏会としてやってしまったというのが、
ユーモアあふれる「運命」 神戸で歌詞をつけ演奏会
「運命」につける歌詞を公募し、選ばれた10作品を、「神戸市混声合唱団」というプロの合唱団が、オーケストラをバックに盛大に歌い上げたそうだ(オケがプロかどうかは不明)。写真だけを見ると、合唱付きの曲を普通に演奏しているクラシックの演奏会に見えるが、頭の固い人が聞いたら、きっと怒り出す内容だろう。
これは歌詞のコンテストになっていて、大賞に選ばれたのは、背中に湿布を張る苦労を「届かへん、貼られへん」と歌ったものだそうだ。
昔の内輪受けすればいい宴会用の遊びなら、どんな下品な歌詞も許されただろうが(実際、御下劣なものをいろいろ知っている私)、公開で演奏するとなったら、選ぶ人たちはきっと気を使ったのでしょうね。
それにしても、以前ならアングラ的な扱いしかされなかったはずの遊びが表に出てくるというのは、どう理解すべきなのか。
偏見が取り除かれつつあることの証左なのか。
それとも、何でも事業ネタになる、あるいは、しなければ立ち行かないご時世になってきているのか。
どうなんでしょうか。

奥薗寿子のほのぼのほどほど「家庭料理の底力」 (集英社be文庫) 奥薗 寿子 (著) を読んだ。
読み物の部分が半分とレシピが半分だから、読み終えたというのはおかしいかもしれないが。
この本は、料理の本でもあり、私にとっては育児の参考にもなりそうだし、人生勉強の材料にもなりそうだ。

奥薗氏の生い立ちや子育ての葛藤が書かれており、この人の原点や考え方の背景が見える気がする。
奥薗氏の祖母の手からは、日常の何の変哲もない素材が魔法のようにさまざまな料理に姿を変える。これが奥薗料理の出発点。
科学的な根拠のない手間は省略するというズボラ派の真骨頂は、何事も科学的に教えてくれたこの人のお父さんに由来する。子育てをしながらの料理をしなければならない世の母親たちに圧倒的な支持を受けているのも、これあってこそ。
大学の頃に授業をさぼってまで通った料理教室では、そこに生徒として来ていた現役お母さんたちから、同じ素材や残り物の別料理への応用方法をたくさん学んだとか。
これが手を抜きつつも、土台となる味の共通項(基礎)から、さまざまな料理への変形(応用)へと発展していくバラエティの広さにつながっている。

個性が求められる昨今、人と違うことを言ったりやったりすれば、一時的に注目を集めることはできるが、それが長続きするか否かは、その人の土台の確かさと応用力にかかっている、なんてことをこの本を読みながら考えました。

テレビに映る奥薗氏は、いつも笑顔ではつらつとしていて、別世界の人種のように感じていましたが、この本には、子育ての悩みなど、生身の人間の本音も書かれていて、身近に感じられました。

息子さんが中学生になった頃の反抗期の話は、別の意味で興味深い。
自分の料理を食べなくなった息子に対応する手段として、家に来る息子の友人たちに料理を食べさせることで、彼らからの信頼を勝ち取ってから、息子を懐柔するとは!
やっぱり、この人、ただものではない!!

この人にとっては、料理と人生は切っても切り離せないものなんでしょうね。
40歳台になると、会社では自分より年下でも自分の上司になることもあるし、大学に残ったり戻ったりした人の中には助教授になっている人もある。昨日紹介した本の著者も助教授になっている。
そういうことは自分とは別の世界の話だとして、冷静でいられるつもりだった。
でも、本音は、自分より年下の上司が出てくれば、相対的に自分の価値がなくなっていくような寂しさとか、取り残されているといった焦りもあった。

昨日、別の知り合いからメールがあった。
この人は大学の研究室の同輩(過年度生というちょっと微妙な関係)だったのだが、当時は、プログラミング技術にかけては相当な実力があって私は尊敬していた。技術至上主義的な感じで法律など文系分野には無関心だったように記憶している。
その人は卒業後、某(失礼ながら学生にはあまり人気のない)メーカーに入社したが、数年後に有名な別の大手メーカー(私のいる会社の関連会社)に転職していた。そこでも電子系もしくはプログラミング系のエンジニアをしている話を聞いていたのだが、それが、突然、今年の弁理士試験に合格したというのだ。
正直ちょっとショックだった。
その昔、私自身、別の外資系メーカーでリストラの憂き目にあった際、弁理士と弁護士を視野に入れて、法律の勉強をしたこともあったのだ(1年ほどで挫折したが)。
気合が違うのか、危機感が違うのか。
この人と私がお世話になった研究室の出身者には弁理士さんが何人もいる(私が聞いているだけでも、この人を合わせて3人)。
それにしても、彼我の差は何なんでしょう。


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