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昨日に引き続いて、 まんがで武士道を読んだ。
新渡戸稲造が日本人の価値観とか人生観を欧米人に説明するために、英文で書いたというものだ。流麗な英文で書かれ、名著だそうなので、本来、英語で読むべき物かもしれない。
特定の宗教にあまり依存せず(とはいっても、その根底には儒教や仏教の影響が大きいが)、欧米人に説明しようと思ったとき、新渡戸稲造は武士道をキーワードにして考えたようだ。
武士道なんて言われても、現代の我々には縁遠いものにしか思えないが、このマンガを読むと、実は今でも我々の倫理観の骨格をなす部分が多いように思う。
江戸時代とは時代が違うので、表に現れる形式や意味合いは変化しているだろうが、根っこの部分は共通しているのではないだろうか。しかも、その底流にあって精神を支える太い部分は、日本に独特のものではなく、世界に通じるものがある。
だからこそ、欧米で高く評価されたのかもしれない。
武士が制度上廃止されて100年以上が経過し、欧米(特に最近のアメリカ)の強欲な拝金主義(それも今回の金融危機で吹っ飛んだ)が、日本人の根幹も浸食してきているように思われる。
世界の他国の人々と理解しあうために、欧米やその他の人々の精神構造を理解したり、ときにはそれに倣う必要もあるかもしれない。でも、やはり、日本人が大事にしてきた価値観には、それなりに意義があるはずで、それをもう一度見つめ直す、いいきっかけを与えてくれる本だと思う。これも是非、原書を、できれば英文で読んでみたいと思った。
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