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年末だからというわけではないが、ベートーヴェン・ネタ。
今は亡きサクソフォーンの大御所ダニエル・デファイエによる小曲集「愛の喜び~魅惑のサクソフォーン」にはベートーヴェンの曲が1つ入っている。その昔、この録音がLPで発売された頃に、NHK-FMでそのLPから3曲だけ放送された(と記憶している)のだが、その中の1曲だった。ベートーヴェンに似合わないほどかわいらしく、しかも分散和音の練習曲として初心者レベルの私にはとても良い曲だった。
ただ題名が「小ワルツ」となっているだけで、原曲が何なのかさっぱりわからない。CDのライナーノートを見ると、「6つのレントラー」と書かれていた。しかし、ネットで「6つのレントラー」を調べてみたが「6つのレントラーWoO.15」の中に合致するものはなかった。レントラーという名称が正しいとすれば、他のレントラーがないか調べてみると、「7つのレントラー」(WoO.11)があった。この中の1曲目と2曲目の組み合わせがデファイエのCDに入っている曲だった。原曲は弦楽合奏らしいが、譜面が残っているのは、ベートーヴェン自身によるピアノ譜面のみ。
マルセル・ミュールはアルト・サクソフォーン用への編曲に際して、調をニ長調から変ホ長調に短2度上げ、さらに2曲目のレントラーを中間部のように扱っている(バロックで、Gavotte I, IIと書かれている場合に演奏される形式のように)。また、弱起の直後の小節の最後の音符を三度下げて主音(編曲譜でEb、原調ではD)に変更している(原曲ではF#)。
気になっていたことが、いろいろすっきりした。
なお、ピアノ譜面は、ヤマハのサイトや、IMSLPで見る事ができる。
また、ピアノ演奏のCDは、Naxosの8.553795にある。
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