育児と趣味の料理とクラシック音楽と
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いろんなことがあった1年だった。
子パンダは、小学校に上がり、いろいろな人と関わりあうようになり、良くも悪くもたくさんの影響を受けていることが垣間見えた。能力面では、自転車や縄跳びなどに挑戦し、少しずつ乗り越えつつある。普段の生活の中では、水に顔をつけるのを嫌がっていた子パンダが、自分で頭を洗うことができるようになったのが、感慨深い。シャンプーが多少目に入っても我慢できるようになった。精神的には、なかなか幼稚園時代の甘えん坊気質が抜けない。自分でできることなのに、なかなか自分から進んで、即開始することができない。また、上級生の会話の影響があるのかどうか不明だが、我々大人をびっくりさせるような言い回しを使って怒らせたりする。どうやら、本当の意味を本人が理解していないようだが、使う文脈だけは間違っていない場面で使うので、こちらが混乱する。毎日接している妻は振り回されっぱなしだ。 私自身にとっても大きな変化の年だった。 1月末に突然、職種変換を伴う配置転換が言い渡され、4月5月の研修があり、6月から営業支援部隊へ配属。勤務地も神奈川県の奥地から、都心の真ん中へ。通勤時間も片道30分延び、通勤方向が逆になったため20年ぶりに毎日満員電車に揺られている。30代前半くらいだったら、会社の帰りにコンサート通いしていたかもしれないが、今の自分にはそんな元気はないし、ほとんど毎日のように子パンダとの格闘のメールが妻から送られてくると、頭にあるのは、仕事をなるべく効率よく終わらせて、少しでも早く帰宅することだけだ。 というわけでますます音楽とは縁遠くなった。 今の私には、新しい音楽との出会いの機会は、podcastくらい。以前にもここで紹介した、magnatune, Isabella Stewart Garden Museumの"The Concert", WGBH, そして、OTTAVAのCaffe bleu, Caffe celesteだ。 なかでも、Caffe bleu, Caffe celesteは、膨大なNaxosの音源をふんだんに使ってくれるので、細切れながら、ありがたく思っている。そのCaffe bleu, Caffe celesteの中で2009年に一番、私の耳をとらえた作曲家はヴォーン=ウィリアムス(Vaughan Williams)だった。 吹奏楽関係者と話すと、たいてい、「イギリス民謡組曲」と数曲くらいしか出てこない。チューバ吹きは、それにプラスしてチューバ協奏曲(これは掛け値なく名曲)を知っている程度だ。イギリス民謡組曲は、ホルストの吹奏楽の組曲1番、2番と並んで吹奏楽曲の古典であり、民謡を巧みに使っているのが特徴ではあるが、この曲でヴォーン=ウィリアムスの真価を推し量ってはいけないと言いたい。 私がOTTAVAでヴォーン=ウィリアムスをみなおすきっかけになったのは、宗教音楽(合唱曲)だ。クリスマス・カンタータ「この日」やミサ曲、モテットなどがお薦め。ホルストの惑星全曲を知っている人なら、最後の海王星に出てくる女声合唱から受ける印象に近いものがあるかもしれない。日本では組曲「惑星」の人気のためかホルストの方がはるかに知名度も高いが、イギリス本国ではヴォーン=ウィリアムスの方が評価が高いというのも、うなづけるものがある。これらの宗教曲を知った上で、ヴォーン=ウィリアムスの交響曲も聞き直すと、なるほどと感じられる。 これが私の音楽における収穫かな。 PR |
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