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Naxosの戦略は積極的だ。私など、危うく引き込まれそうになる仕掛けが多い。
たとえば、Podcast(無料)で自社のCDをかけながら、いろいろな作曲家や演奏家の紹介をしている。私が知る範囲ではどれも英語なので、英語圏の人でないと辛いかもしれない(米国のニュースと比べるとしゃべる速度は遅いので勉強にはちょうどいい)が、生きている作曲家(たとえばElliott Carter)などは、インタビューが入っていて興味深い。
(ただし、このインタビューは電話のようで、少々聞き取りにくいのが難だけど)
Podcastの音質は、アマゾンなどの視聴用の劣悪なものとは比較にならないほど良好なのも、好感が持てる。
PodCastをプロモーションとして利用するのは、ありそうな手だが、内容がいいので私も引き込まれるのだ。

さらに、年間19.95ドル(米ドル)を払えば、Naxosが権利を持つ数千枚に及ぶCDの全トラックをCD音質(20kbpsレベル)でストリーミング視聴できるのだ。これは抜粋ではなく全トラックを完全に聞ける。抜粋の視聴なら30秒程度だけど、無料だ。
これは、ストリーミングなので、ユーザーのネット環境がある程度高速でないと、途切れ途切れになるなど、性能を充分に発揮できないが、すごいことではないか。
そして、ダウンロードで買いたくなれば、一部のCDを除き、別サイトで決済して購入もできる。(一部のCDはカナダ限定販売などとなっているものもあり、それは、ストリーミングでは聞けるが、ダウンロード購入はできない)
購入しようとすると、トラック単位なら、0.99ドルから2.99ドル程度、アルバム全体では、6.99ドル(Naxosレーベル)から9.99ドル(Naxos以外のたとえば、BISやChandosレーベル)になる。
だが、購入履歴に応じてディスカウントもあり、定価未満で購入することもできる。

さらに、数日前に来ていたメールを昨日見たら、バレンタイン・デーにちなんだキャンペーンもやっていた。バレンタイン・デーの前2日限定(だったかな?)で、Naxosから1枚アルバム(全体)を購入すると、もう1枚(Naxosが選んだ約20枚の中から)ダウンロードできるサービスがあった。

顧客の立場から見ても、充分すばらしいが、供給側から見ると、ほとんど人手がかかていないことがわかる。
上記の仕組みさえ一度構築してしまえば、世界を相手に無人で24時間営業ができている。
演奏の録音以外に、人手がかかっているのは、おそらく、無料のPodcast用データを作成する部分だけだ。

CDの店頭販売が落ち込んでいるからといって、事業を縮小することばかり考えずに、Naxosのようにネットを使い倒す工夫って、他のレーベルも考えてほしいもんです。
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