育児と趣味の料理とクラシック音楽と
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ブリテン/「青少年のための管弦楽入門」からフーガ
全曲の正式なフルタイトルには「パーセルの主題による変奏曲とフーガ」とある。 正確には、この曲のコーダ部は、フーガの後半に打楽器の強烈なシンコペーションのビートあたりから始まるのかもしれないが、この曲では、フーガ全部が全曲のコーダとして観ることも可能と勝手に解釈する。 10分を超える楽器紹介を兼ねた数々の変奏曲が終わると、静寂の中から軽快なフーガが始まる。 この2分ほどのフーガが、やたらとカッコイイ。 ピッコロから始まる旋律を各楽器が受け継いでいき、ホルンが聞こえてくるあたりから祭りのような雰囲気に盛り上がっていき、トロンボーンのグリッサンドや打楽器が加わると最高潮に達する。 そして、騒然とした音響の荒れ狂う嵐の中から、パーセルの主題が霧の中から浮かび上がるように再現されるのは鳥肌ものだ。 そして、シンコペーションの強烈なビートがポップな爽快感を与えて締めくくられる。 クラシックを聞きなれていない頃は、このフーガが始まる前に飽きて眠くなったものだった。が、このカッコ良さを知ってしまうと、山登りに例えれば、頂上に到達して飲む冷たい水が喉の渇きを潤すような感覚をこのフーガに感じて、何度も聞き込んだものだった。 皆さんも、この爽快感のとりこになってみてください。 PR |
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