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昨日に引き続いて、 まんがで武士道を読んだ。
新渡戸稲造が日本人の価値観とか人生観を欧米人に説明するために、英文で書いたというものだ。流麗な英文で書かれ、名著だそうなので、本来、英語で読むべき物かもしれない。
特定の宗教にあまり依存せず(とはいっても、その根底には儒教や仏教の影響が大きいが)、欧米人に説明しようと思ったとき、新渡戸稲造は武士道をキーワードにして考えたようだ。
武士道なんて言われても、現代の我々には縁遠いものにしか思えないが、このマンガを読むと、実は今でも我々の倫理観の骨格をなす部分が多いように思う。
江戸時代とは時代が違うので、表に現れる形式や意味合いは変化しているだろうが、根っこの部分は共通しているのではないだろうか。しかも、その底流にあって精神を支える太い部分は、日本に独特のものではなく、世界に通じるものがある。
だからこそ、欧米で高く評価されたのかもしれない。
武士が制度上廃止されて100年以上が経過し、欧米(特に最近のアメリカ)の強欲な拝金主義(それも今回の金融危機で吹っ飛んだ)が、日本人の根幹も浸食してきているように思われる。
世界の他国の人々と理解しあうために、欧米やその他の人々の精神構造を理解したり、ときにはそれに倣う必要もあるかもしれない。でも、やはり、日本人が大事にしてきた価値観には、それなりに意義があるはずで、それをもう一度見つめ直す、いいきっかけを与えてくれる本だと思う。これも是非、原書を、できれば英文で読んでみたいと思った。
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資本論 (まんがで読破) (文庫)マルクス (著) を読んだ。
最近は、何でもマンガで読める時代なんでしょうか。この出版社は、これ以外にもすでに10種類以上、まんがで読破というシリーズを出しており、さらに、他にもありませんか、と希望を募っているようだ。
資本論は蟹工船とともに、今年の人気本らしい。大不況でリストラの話を話を聞かない日はないのが、その根本にあるとか。まんがだと、さらさらと読めるので、細かい文字を追い続けなくてもいいので、目に優しいかも。確かに、私も興味があったが、いきなり本格的な書籍では、長過ぎるし(資本論は三分冊まであるとか)、難解で途中でくじけると悲しいと思って手が出なかった。
まんがになって、(読むのが遅い私でも)わずか30分で読み終えた。資本主義の本質を端的にえぐっている。本物の資本論を読んだ人に言わせると、いろんな論点を端折り過ぎらしい。でも、こういうマンガの役割は、全てを過不足なく網羅することではなく、デフォルメしてでも中核的な部分をズバリ伝えて、読者に本物を読みたくなるように、内容に興味を持たせることではないだろうか。その点では、成功だと思う。私も本物を読みたくなったから。
でも、いきなり買うのではなく、まず書店で立ち読みしてみて、通読できそうだと思ってから、買うことになりそうだ。解説本もあるようだし。
店舗面積の制約が大きいのはわかっているが、それでも、最近、私の要望を満足する書店は数少ない。私の行動範囲内で、私の欲しい本がほぼ確実に置いてあるのは、町田の「あおい書店」だけ。数年前までは三省堂を利用していたが、三省堂は面積の割に、欲しい本が置いていないことが多かった。
都心部の大きな書店に立ち寄る機会は少ないので、都心についてはあまり知らない。それでも、昔は新宿なら紀伊国屋に行ったものだったが、最近は、ジュンク堂だけだ。
利用者から簡単に気がつく範囲での「あおい書店」とジュンク堂の共通点は、検索機械が置いてあること。
広い店舗を探しまわるのは辛いので、検索機械が場所や棚などを示してくれるのはありがたい。もっとも、検索機械があっても、目的の本が置いてなければ、結局、そこまで足を運んだことが無駄になるのだけど。それでも、店内をさまよい歩く必要がないだけよい。
ジュンク堂は新宿の店舗でも、ビルの3フロアを使っているので、相当広い。
そこへいくと「あおい書店」はビルの1フロアだけだ。それでいて、私の欲しい本がなかったことがほとんどない。今日も5冊(理工学系3冊、ビジネス系1冊、医薬系1冊)買いに行ったが、全部あった。これは、たまたま私の指向と書店の方針が一致しているだけだとは思われない。何か、秘密があるのかも。ちょっと、聞いてみたい。

人間ドックのとき胸部レントゲンで肺に影がある(骨に重なっている場所なので、骨のせいで白くみえるだけかもしれないが)といわれていた。CTを受ければ、確実なことが判明するらしい。でも、CTの予約って、面倒くさいもんです。まず、呼吸器科の診察を受けてからCT受診の予約をとるらしい。
先日、産業医からのアドバイスでは、胸部レントゲンを2方向から撮り直してみて、両方の画像に影が映っていたら、CTに進めばよいと、言われた。
今日、別件で内科を受診したので、ついでにその話をしたら、その場で2方向からのレントゲン撮影をしてくれた。結果は問題なし。
良かった。
ネットの記事によると、GM会長「自力では無理」 政府によるつなぎ融資を正式要請したとか。
本気で、社員のことを考えるなら、レスターブラウンじゃないけど、閉鎖した工場で、風力発電装置などを製造して、政府に買い上げてもらうように交渉すべきではないだろうか。そして、その発電機で得られた電気で走るプラグインの自動車を生産すべきだろう。
ガソリンをばらまく効率の悪い大型車を作ることだけがGMの存在価値だと考えているとしたら、時代遅れということではないか。今回の金融危機がなくても、早晩、こうなったのだろうから。
レスター ブラウン (著)「プランB3.0 人類文明を救うために」を読んだ。
人類がかかえる地球規模の問題について、詳細に述べられている。前半は、貧困にあえぐ貧しい国々の惨状が、胸をえぐる。人口爆発が起こっているのも実は貧しい国々で、その現実が状態をますます悪化させていく。主に水不足と食料不足なのだが、貧しさがそれを加速するという痛ましい連鎖。
豊かな国は、エネルギーや食料の浪費。その影響で健康状態が悪くなるという嘆かわしさ。軍事費に莫大な費用を投じたり、エネルギー取得にかかっている真のコストを軽減するための補助金などが、状態を悪化させているという矛盾。
しかし、後半は、それが現在すでにある技術でほぼ解決できる見通しであること。先進国がわずかな資金を正しい方向にまわせば、劇的に改善できることが示される。特に、あるべき姿に導くために重要なのは、間違った補助金の撤廃と、正しい方向の税制改革だという。つまり、政治家の責任が大きいということ。すでに、先進国のあちこちで、部分的にそれらは実現されて、かなりの成果を収めていることが示されて、私も希望を取り戻す事ができた。
この本は、世界中(特に先進国)の政治家には熟読してもらいたいと思う。
日本の政治家の何人がこの本をきちんと読んだだろうか。
国会議員になるためには、資格試験を導入して、この本から100問くらい出題したらいいのではないかとさえ思った。
もちろん、政治家以外の人間も読んでおく価値は大きい。
著者が使った参考文献の多くが、ネットから取り出せるのので、それだけでも、膨大な資料として価値がある。
お薦めです。


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