育児と趣味の料理とクラシック音楽と
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以前にも紹介した、www.magnatune.comのpodcastの話。
フィルハーモニア・バロックという団体の演奏がいくつかあって、無料のpodcastで聞ける。バロックという名称をつけているので、バロックがメインなのだろうが、ベートーヴェンの交響曲も3曲ほど聞ける。無料のpodcastでは全部は聞かせてもらえないが、第3番英雄の第1楽章は、気に入った(2009年1月18日配信分に入っている)。 演奏がとんがっている。とんがった演奏といえば、アーノンクールが出色で、英雄も初めて聞いたときは、その快速テンポに酔うほどだった。 フィルハーモニア・バロックの演奏は、アーノンクールほどテンポは速くないのだが、いちいちキマッテいる。ストン、ストンと収まるべきところに収まる感じ。 全体の人数が少なめなのか、録音のバランスが絶妙なのか、いろんな楽器が次々と重なってきても、各楽器の音が明瞭に聞き取れる。スコアを見ているかのように。特に、譜面に書いてあるだろうアクセント記号がかなり目立つ。 いまになってアーノンクールの演奏を聞き返すと、オケには辛いテンポだったようで、注意深く聞くと、テンポにはまらなかったり、破綻しかかったりする部分があったりする。速ければよいというものではないらしい。 PR
私のような素人の方のようだが、素敵なサイトがあった。
Stock Book というタイトルのページ。音楽以外の話題もあるが、最も充実しているのが、「古楽の楽しみ 」をはじめとする音楽のページ。歴史やら推薦盤などがあって、なかなか勉強になる。バロック以前の音楽はもともと情報が乏しく、とっかかりが見つけにくいので、こういったサイトがあると、助かる。 お薦めディスクのうちいくつかは、(演奏団体は違うが)私の手元にあった。しかし、何の予備知識もなく漫然と聞いていても、あまり楽しめないものも少なくなかった。 それでもヒリヤードアンサンブルのように声楽アンサンブルの驚異的なテクニックがあれば、それだけでも聞き入ることはできるのだが、それほどでもない演奏には、正直言ってのめりこめなかった。それが、手引書のようなものを得て、聞き直すきっかけとなってくれた。感謝。
実はサクソフォン協奏曲なのだが、このサイトにはなぜか独奏パートがクラリネットの譜面が置いてある。
実際にクラリネット奏者がこれをやってみてくれないかな。 正統派を自認する方は、サクソフォンの別譜面みたいなものは取り上げてくれないだろうから、可能性があるのは、ストルツマンあたりかな。 ストルツマンなら、クロスオーバーにも積極的だし、フィンジの5つのバガテルをピアノ伴奏でなく、弦楽伴奏で録音したのもストルツマンが最初なので、きっと、サクソフォン独奏の協奏曲をクラリネット独奏で演奏するのもストルツマンなら問題なさそうだ。 ストルツマンといえども、音量的には、アルトサックスに比べるとクラリネットは 低音域で若干不足するかもしれないので、弦楽の人数は控えめがいいかもしれないが。
記事によると、iTunes Storeで、DRMフリーが拡大するらしい。800万曲とか、1000万曲とか書いてある。
しかし、ライセンス問題があるものもあり、全面的にDRMフリーにするわけではないようだが。それに、DRMフリーにできる楽曲に関しても、すでに購入している楽曲に関して、購入価格の30%程度の追加料金が必要らしい。 私が期待していた、Ruth Ziesakの歌うマーラーの交響曲第4番は、(今のところなのか、これからもなのかは不明だが)対象外のようだ。 Sonyとの契約が含まれていることから、Glenn GouldやBilly JoelもiTunes Storeから利用できるようになるのだろうか。そうなってほしい。
自分が知っている曲でなくても、誰の曲なのかほぼ言い当てることができる作曲家というのが存在する。たとえば、ロシア系だとラフマニノフやプロコフィエフ、ショスタコービチなど。旋律の節回しに個性があったり、和声が個性的だったり、リズムが印象的だったりするので、かなり高確率で言い当てられると思う。
反対に、知らない曲だと言い当てにくい作曲家の代表が、私にとってはチャイコフスキー。ピアノ協奏曲第1番を知っているのに、第2番はチャイコフスキーとは当てられない。交響曲も第4、5、6番はよく知っているが、第1、2、3番やマンフレッド交響曲を聞いても私には当てられない。こういうのは、個性が薄いのか、多様性があるからなのか、それともただ単に私が個性を捕らえきれないからなのか、わからないが。 個性って何なんでしょうね。
年末だからというわけではないが、ベートーヴェン・ネタ。
今は亡きサクソフォーンの大御所ダニエル・デファイエによる小曲集「愛の喜び~魅惑のサクソフォーン」にはベートーヴェンの曲が1つ入っている。その昔、この録音がLPで発売された頃に、NHK-FMでそのLPから3曲だけ放送された(と記憶している)のだが、その中の1曲だった。ベートーヴェンに似合わないほどかわいらしく、しかも分散和音の練習曲として初心者レベルの私にはとても良い曲だった。 ただ題名が「小ワルツ」となっているだけで、原曲が何なのかさっぱりわからない。CDのライナーノートを見ると、「6つのレントラー」と書かれていた。しかし、ネットで「6つのレントラー」を調べてみたが「6つのレントラーWoO.15」の中に合致するものはなかった。レントラーという名称が正しいとすれば、他のレントラーがないか調べてみると、「7つのレントラー」(WoO.11)があった。この中の1曲目と2曲目の組み合わせがデファイエのCDに入っている曲だった。原曲は弦楽合奏らしいが、譜面が残っているのは、ベートーヴェン自身によるピアノ譜面のみ。 マルセル・ミュールはアルト・サクソフォーン用への編曲に際して、調をニ長調から変ホ長調に短2度上げ、さらに2曲目のレントラーを中間部のように扱っている(バロックで、Gavotte I, IIと書かれている場合に演奏される形式のように)。また、弱起の直後の小節の最後の音符を三度下げて主音(編曲譜でEb、原調ではD)に変更している(原曲ではF#)。 気になっていたことが、いろいろすっきりした。 なお、ピアノ譜面は、ヤマハのサイトや、IMSLPで見る事ができる。 また、ピアノ演奏のCDは、Naxosの8.553795にある。 |
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