忍者ブログ
育児と趣味の料理とクラシック音楽と
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ボロディンの歌劇「イーゴリ公」は、「ダッタン人の踊り」ばかりがもてはやされている。「ダッタン人の踊り」もいいが、私は、序曲もとてもいいと思う。歌劇の中でとても魅力的な歌の旋律が序曲に生かされているという意味でも、序曲らしい。
しかし、「ダッタン人の踊り」に比べて演奏される機会が少ないせいか、録音も多くない。そのせいか、あまり気に入った演奏がない。特に40小節目からの金管の4度の跳躍の連続は、とてもカッコイイと思うのだが、それがバランスがイマイチの演奏が多い。
トロンボーンの音が硬すぎたり、チューバやホルンが引っ込んだ感じで、おそらくは徐々に盛り上がっていくところが、デコボコになっている。それが、テオドレ・クチャル指揮ウクライナ国立放送交響楽団(NAXOS :8.557456)の演奏はそのバランスがとても良く、気持ちよく盛り上がっていける。ところがこの演奏1つだけ、ビックリさせられる箇所があった。
493小節目に入る直前で、楽譜には存在しない全休符をとっているのだ。楽譜にはその直前の小節にデクレッシェンドがあり、よくある演奏では、デクレッシェンドしながら、少し、リタルダンドして493小節に入っていく。それが、クチャルの場合、デクレッシェンドもなく、突然、全体の音を止めて、改めて、493小節に入る。これは勝手な解釈といわれるかもしれないが、なかなか効果的でもある。
皆さんも聞いてみてはいかが。
PR
WGBH のpodcastで、久しぶりにストルツマンの演奏を聞いた。
特に、息子さんでピアニストである、ピーター・ジョン・ストルツマンの演奏は
初めてだ。曲目は、ドビュッシーの第1狂詩曲と、モーツァルトのクラリネット協奏曲から第2楽章。ともに、息子さんのピアノ伴奏。
データによると2005年3月1日収録したものだそうで何の編集もしていないのだろうが、ストルツマンが下手になったように感じた。昔からバカテクのある人ではないが。
モーツァルトの方はそうでもないのだが、ドビュッシーはいろいろミスが目立つ。
もともと、音色も歌い方も独特で、一般的なオケの基準からは、思いっきり外れたところにいる演奏家だ。が、それはそれで、味わいもあって好きなのだが、今回のは、そういうレベルではない。
1942年生まれだから、今年66歳。オケなら退職後ということになるが、とっくにオケを定年退職している1937年生まれのライスターがまだバリバリで衰えを見せないことを考えると、ちょっと寂しい。

ちなみに、同じ日に収録されたストルツマンのトークも聞けるので、英語の練習にでも聞いてみるとよい。

magnatune.comのpodcastの今週分(11/23付)に、Voices of Musicというグループによる"An Evening with Bach"というアルバムからの演奏が何曲か入っている。バッハの曲なのに、あまり知らないものもあったりして新鮮だった。中にクリスマスオラトリオで聞き覚えのある曲があった。Schlafe, mein Liebster(お眠り、最愛の人よ)。magnatuneのサイトで確認すると、BWV213の中の1曲だとか。
クリスマス・オラトリオは、バッハが過去に作曲したカンタータから使いまわしされた曲がたくさんある。これもそういった使い回しの1つだ。
このアルバムで歌っているのは、スウェーデン出身のソプラノ、スザンヌ・ライデン(Susanne Rydén)。公式サイトらしきものがありました。
年齢は知らないが、キャリアの長さからみてベテランの部類か。いつの録音だか不明だが、大変な美声だと思った。バッハにピッタリだ。magnatuneのサイトで探すと、そのアルバムの中で数曲歌っており、特に最後にbist du bei mirまで歌っているとのこと。
試聴してみると、なかなかよいではないか。
お薦めです。

最近、コマーシャルで耳にしたヘンデルのヴァイオリンソナタ第1番からパストラール。コマーシャルではサクソフォンで演奏されていて、懐かしくてデファイエのCDを取り出して聞き直した。でも、コマーシャルのは、無理に盛り上げようと編曲してあって、ちょっと変な感じ(安っぽく感じた)。デファイエの方は、ミュールの編曲だが、原曲の構造は変えていない。ミュールの編曲版か原曲の方が好きだな。
昨日、紹介したヴィヴァルディの四季もよく聞くと、原曲とはかなり異なっているので、そうとうな編曲だが、こちらは許せたのに。
Vivaldi Podcast from Magnatuneというポッドキャストで、ヴィヴァルディを聞いてみた。magnatuneというのは、クラシック以外にもいろんなジャンルの音楽を配信しているサイト。その昔、朝のバロック(?)というFM番組があったと思うが、その頃は、それほど、バロックに興味がなかったので、なんとなくさわやかな音楽が流れている程度の記憶しかないのだが、多分、ヴィヴァルディが多かったのではないだろうか。
今考えてみると、J.S.バッハは、よほど曲を選ばないと、朝には向かないと思われる凝りすぎたり、深刻な音楽があるからだ。
そこへいくと、ヴィヴァルディは、短調であっても、陰々滅々としていない。ましてや、長調でテンポの速い曲はそれこそ、ノリノリだ。おそらく、バロックの作曲家のなかでも、最も朝にふさわしい部類だろう。
前置きが長くなったが、そのポッドキャストに、ヴィヴァルディの四季があった。それも、フルートとオーボエがヴァイオリンと絡む編曲になっている。しかも、キレ味の鋭い演奏で、かなり現代的な感覚だ。ヴァイオリンでないと難しいパッセージはそのままヴァイオリンに任させているのは、仕方ないが、管楽器が2本加わっただけで、こんなにも、色彩感が出るもんなんですね。演奏しているのは、American Baroqueというグループ。
良い刺激になりました。

子供の頃に短波放送を聞いた記憶のあるドイチェ・ヴェレがクラシック音楽をPodcast配信していることを知って、登録してみた。
ベートーヴェンの「英雄」など、交響曲が5曲、いずれも全曲配信される。
podcastとしては何の説明も書かれていないのだが、ドイチェ・ヴェレのページを観ると、どうやら、ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団の演奏らしい。かなりキビキビした演奏だが、音の鳴らし方はいかにも伝統的なドイツといった感じ。これが無料で聞けてしまうのだから、凄い時代だ。ドイチェ・ヴェレのページには、6曲あるのだが、なぜか、podcast配信は、モーツァルトのジュピターが入っていない。ジュピターが聞きたい人は、ドイチェ・ヴェレのページへ行って、mp3を直接ダウンロードすることになる。
また、このページへ行くと、ドイチェ・ヴェレがテレビ放送用に制作した映像も観ることができる。


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
お得なポイント貯まる!ECナビ
最新コメント
[07/18 武田康臣]
[07/05 やーさん]
[11/23 haya]
[02/22 はじめ]
[11/06 マエジマ]
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Classical Music Patissier
性別:
非公開
職業:
BPO
趣味:
料理、音楽、語学
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
お気に入り
アクセス解析
アクセス解析
FX NEWS

-外国為替-
フリーエリア
NEXT CARD