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わざわざ知人が大阪までいったそうだ。
故リード博士の名曲アルメニアンダンスPart1が、オケ版に編曲されて大阪フィルで演奏されたそうだ。
知人によると、サックスのソロがチェロに置き換えられていたとか。
剣の舞の中間部のメロディを持ち出すまでもなく、サックスとチェロは普通にお友達ですので、さもありなんです。
編曲者は中原達彦氏という日本人なんですね。私はてっきり、リード博士の弟子か、アメリカ人でリード博士の作品のオケ編曲を最近いろいろ作っている人(名前は失念)かと思いました。
本来、アルメニアンダンスはPart2の3楽章を合わせて、4楽章で完成品らしいが、どういういきさつだか、別々の出版社(?)になっている関係で、合わせて1曲とみてもらいにくい。
もっとも、Part1だけでも、いろいろな要素が次々と登場して、数楽章分の変化に富んでいて、これだけで完結した1曲とみなしてもいいのかもしれない。
録音が出回らないかな。
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久しぶりに音楽ネタ。iTunesに配信している「クラシック音楽サウンドライブラリー」の9月21日の配信は、シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937)のオルガン交響曲第5番から第5楽章「トッカータ」。この曲の特にこのトッカータは、この作曲家の作品の中でおそらく最も有名なものだろう。欧米では結婚式に使われる事も多いというから、人気のほどがわかると思う。
以前にも書いたが、「クラシック音楽サウンドライブラリー」は、人工的なデータで、弦楽器や管楽器は、何となく気持ち悪いのだが、ピアノやオルガンだと、人間の演奏家の癖がないことが(私には)聴きやすくなっているようだ。このヴィドールの曲も、自然に聴くことができた。
人間の演奏なら、YouTubeにいろいろある。作曲者本人が設定した当初のテンポ120が速すぎたということで、後日100になおしたということがあるせいか、演奏されるテンポがさまざまで面白い。
また、楽譜に関しては、IMSLPにいくつか置かれているので興味のある人はどうぞ。

年取ったと感じるのは、音楽の好みにも表れてきた。
聴きたいと思う曲も近代現代系よりも、バロックが多いという点もそうなのだが、それ以上に特に演奏について。
たとえば、ゴールドベルク変奏曲。以前は、グレン・グールドの演奏、それもデビュー盤の強烈で疾走する演奏がたまらなく好きだった。同じグールドでも最晩年の再録音盤にはそれほど痛快さを感じなかった。
それが、最近は、グールドの再録音を通り越して、グスタフ・レオンハルトの演奏に惹かれる。特にアリアのテンポはレオンハルトくらい落ち着いた感じが心地よい。全ての変奏でレオンハルトが圧勝かというと、そうでもなく、第1変奏は、グールドの速度が恋しくなることもたまにはあるが。
演奏者の場合、聴力(特に時間的な分解能)が低下することと、腕や指の反応速度が落ちるせいで、テンポが年とともに落ちる傾向があるというが、聴衆の一人である私は、精神的な面の影響が大きいと思う。体力的にも不安がなく、自分自身が身軽で、将来を肯定的にとらえていた若い頃は、レーシングカーのような演奏が刺激的で楽しかった。しかし、自分の健康にも「かげり」を感じ始め、自分が支えるべき家族という存在を持ち、刺激もいいが、安定性を重視する方向に自分の価値観も変わってきたのかもしれない。
そもそも時間の使い方が昔の自分とは異なっている。
失敗を恐れないという気持ちは持ち続けようとしているが、同時に失敗をしないことを重視する傾向が強くなっているかな。
ネット記事によると、大野和士氏がフランス国立リヨン歌劇場の首席指揮者に就任したそうだ。任期は5年。仏国立歌劇場の指揮者を日本人が務めるのは初めて。とのことだが、リヨンといえば、1989年から1988年までケント・ナガノ氏が音楽監督をつとめていた。音楽監督と首席指揮者とは厳密には違うし、ケント・ンガノ氏も国籍はアメリカなのだが、東洋系の指揮者といってしまえば、大野和士氏が初めてではない。別にケチをつけるつもりはないのだが。
大野和士氏といえば、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀にも登場したように、前職のベルギー王立歌劇場でも大活躍だった。よく知られた古典もののオペラから、現代作品まで意欲的。リヨンに行って、どんな曲を演奏するのか楽しみだ。DVDでも出ないかな。
三たびYouTubeネタ。新世界の第4楽章をカラヤンが指揮している映像を見た。クラシックを知らない人に新世界の第4楽章といってもピンと来ないかもしれないが、数ヶ月前に、スズキ自動車のCMで西本智実氏が指揮をしているといえばわかってもらえるか。クラノワのメンバーは前回の定期演奏会で演奏したからよく覚えているでしょう。
さて、カラヤンの姿は、晩年ではないが、ベト7の映像に比べるとかなり老けてみえるので収録は80年代かな。勝手にベルリンフィルだろうと思ってみていたら、クラリネットがシュミードルじゃありませんか。これはウィーンフィルだ。シュミードル氏って、オケの中では素晴らしいのだけれど、なぜか、協奏曲の独奏をまかされたり、ソナタの演奏となると(つまり孤独な主役)、いまいちだったりする。押しが弱いのか、自己主張が下手なのか、リーダー向きでないのかもしれない。少なくとも、オレについてこいというタイプではなさそうだ。
ウィーンフィルといえば、ベームが存命だったころ、ベーム指揮で新世界のレコードをFMからラジカセに録音して聴いた。第4楽章の214小節目Meno mossoで耳を疑った記憶がある。「この曲、サックスが入ってんの?」って、そんなわけないでしょう。
スコアを見ると、オーボエ2本とホルン2本のユニゾン。音程も吹き方もピッタリよりそって、ウィーンフィルのオーボエの音とウィーンフィルのホルンの音を絶妙のバランスで混ぜると1本のサックスの音に聞こえる事があるんですよ。
ちなみに、カラヤンの映像では、オーボエとホルンがいまいちピタリとはまらないせいか、サックスには聞こえない。サックスに近い響きは得られているが、そのときとは奏者が異なるのか、ベームとカラヤンとでは団員の気持ちが違うのか、はたまた、私の耳が変質したのか、もう、そのカセットも散逸したし、そのレコードが今も存在するのか不明なので、確かめようがないが。
普通の方とは、ちょっと違った思い出のある曲です。
YouTubeでショスタコービチの祝典序曲(スベトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団)を見つけた。
なかなか奇麗な映像で、久しぶりにスベトラーノフの姿を見た。でも、気のせいかもしれないが、映像がときどき、微妙に音声とずれているような気がする。指揮と音楽を一緒に見ていると、何となく気分が悪くなる。
それはさておき、この曲、管弦楽ではイ長調であり、クラリネットはA管で演奏するようになっている。クラリネットの旋律で始まる中間部の速いパッセージは、A管で演奏すると簡単な運指になっている。
ところが、吹奏楽の譜面は半音下の変イ長調になっている。吹奏楽のクラリネットはBb管だ。譜面はフラットが2つ付いており、スベトラーノフのテンポではちょっと運指が厳しい。
クラリネットの都合だけ考えたら、吹奏楽では半音下げるのではなく逆に半音上げた方がやりやすい。しかし、そうすると、金管がいっせい辛くなるのだろう。こういう例は、他にもたくさんある。この曲などは、吹奏楽でもかなりの人気曲だ。無理して吹奏楽で演奏することもないような気がするんだけど。それでも、やりたいんですね。



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