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以前、Finale2006で打ち込んだゼレンカのトリオ・ソナタ第5番のMP3データをアップロードしました。Finaleの再生能力は、名演奏家には遠く及びませんが、かなりのもんです。
http://rapidshare.com/files/94060083/ZelenkaSonata5_1s.mp3.html


このブログのサイトは、1ファイルのサイズの上限が512kbなので、MP3のような大きなファイルを置ける場所を探していた。
上記のサイトは無料でダウンロードできるが、手順が少々面倒だったり、制約があったりするのだが、試しに使ってみた。
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Naxosの戦略は積極的だ。私など、危うく引き込まれそうになる仕掛けが多い。
たとえば、Podcast(無料)で自社のCDをかけながら、いろいろな作曲家や演奏家の紹介をしている。私が知る範囲ではどれも英語なので、英語圏の人でないと辛いかもしれない(米国のニュースと比べるとしゃべる速度は遅いので勉強にはちょうどいい)が、生きている作曲家(たとえばElliott Carter)などは、インタビューが入っていて興味深い。
(ただし、このインタビューは電話のようで、少々聞き取りにくいのが難だけど)
Podcastの音質は、アマゾンなどの視聴用の劣悪なものとは比較にならないほど良好なのも、好感が持てる。
PodCastをプロモーションとして利用するのは、ありそうな手だが、内容がいいので私も引き込まれるのだ。

さらに、年間19.95ドル(米ドル)を払えば、Naxosが権利を持つ数千枚に及ぶCDの全トラックをCD音質(20kbpsレベル)でストリーミング視聴できるのだ。これは抜粋ではなく全トラックを完全に聞ける。抜粋の視聴なら30秒程度だけど、無料だ。
これは、ストリーミングなので、ユーザーのネット環境がある程度高速でないと、途切れ途切れになるなど、性能を充分に発揮できないが、すごいことではないか。
そして、ダウンロードで買いたくなれば、一部のCDを除き、別サイトで決済して購入もできる。(一部のCDはカナダ限定販売などとなっているものもあり、それは、ストリーミングでは聞けるが、ダウンロード購入はできない)
購入しようとすると、トラック単位なら、0.99ドルから2.99ドル程度、アルバム全体では、6.99ドル(Naxosレーベル)から9.99ドル(Naxos以外のたとえば、BISやChandosレーベル)になる。
だが、購入履歴に応じてディスカウントもあり、定価未満で購入することもできる。

さらに、数日前に来ていたメールを昨日見たら、バレンタイン・デーにちなんだキャンペーンもやっていた。バレンタイン・デーの前2日限定(だったかな?)で、Naxosから1枚アルバム(全体)を購入すると、もう1枚(Naxosが選んだ約20枚の中から)ダウンロードできるサービスがあった。

顧客の立場から見ても、充分すばらしいが、供給側から見ると、ほとんど人手がかかていないことがわかる。
上記の仕組みさえ一度構築してしまえば、世界を相手に無人で24時間営業ができている。
演奏の録音以外に、人手がかかっているのは、おそらく、無料のPodcast用データを作成する部分だけだ。

CDの店頭販売が落ち込んでいるからといって、事業を縮小することばかり考えずに、Naxosのようにネットを使い倒す工夫って、他のレーベルも考えてほしいもんです。
Naxosのサイトからダウンロードサービスがあることは以前から知っていたが、扱うものが限られているので、あまり関心がなかった。
しかし、先月紹介したように米国のAmazonのサイトでDRMフリーのMP3をダウンロード販売を開始したので、ちょっと比較してみた。
Naxosレーベルの音源に関しては、Amazonからダウンロードで買うより、Naxosから直接ダウンロードで買う方が安いようだ。

たとえば、Saxophone Classicsというアルバムの場合、Amazonでは7.99ドルに対して、Naxosでは6.99ドルとなっている。ただし、Amazonでは256kbps、Naxosでは192kbpsなので、Amazonの方が高音質なのだが、その違いが私に分かるかどうか。

Naxosのサイトでは、BISも扱っているのだが、こちらは、Amazonの方が安いようだ。
Tango Futur(Claude Delangleがソプラノからテナーまで吹いている)というアルバムの場合、Amazonで8.99ドルに対して、Naxosで9.99ドル。

もっとも、日本では米国Amazonからダウンロードで買えないので、比べても仕方ないか。
昨日の続き。
Isabella Stewart Gardner Museum : The Concert で聞ける演奏者の中に有名人が何人かいた。
一人は、フルートのポーラ・ロビソン(Paula Robison)。ヴィヴァルディの協奏曲とともに、モーツァルトのニ長調の協奏曲が注目。だが、演奏を聴いてみると、ちょっと力みすぎかな。アクセントなのか、極端に強すぎたりして、不自然に聞こえる部分がある。伴奏の室内オケもちょっとミスが聞こえるが、それはライブだからしかたないかも。
もう一人は、ピアノのロバート・レヴィン(Robert D.Levin)。この人は音楽学者としても有名で、モーツァルトのミサ曲などの復元版などがある。ここでの演奏は、もう一人のピアニスト(弟子か?)と組んで、ラフマニノフの組曲第2番が聞ける。

さらに、ジャズもある。
ジャズ・サックス奏者で作曲家でもあるジュリウス・ヘンフィル(Julius Hemphill)による、The hard bluesなど、サックス六重奏による、バリバリのジャズが聞ける。
クラシック系のサックスの音色・奏法を期待してはいけません。
でも、やはりアメリカですね。この演奏が終わったときの聴衆の反応は相当よいようですね。
クラシックの室内楽の録音を無料でダウンロードさせてくれる、すばらしいサイトを見つけた。
Isabella Stewart Gardner Museum : The Concert
このサイトは、Isabella Stewart Gardnerという人の個人所有の美術館だったそうだが、最初から、内部でBachやMozartなどのコンサートを催していたそうだ。
所有者が亡くなっても、その遺志は受け継がれており、今でも室内楽や歌のコンサートが開かれており、その録音が無料でダウンロードできるようになっているらしい。2週に一度更新されるそうで、このサイトには、過去5回分のデータが即ダウンロード可能になっている。
サイトの注意書きには、データの改変と商用利用だけは禁じているが、それ以外は、再配布自由というのだ。録音の音質は文句無く高く、演奏の質も「超一流」かどうかはわからないが、私の耳には十分に一定以上のものと思われる。
それよりも、すごいのは、あまり耳にする機会の少なそうな曲も演奏されていることだ。
2008年1月31日現在、最新のファイルはNo.38だが、その曲目が珍しい。
指揮者として有名な、マイケル・ティルソン・トーマス作曲のGraceという歌曲と、R.シュトラウスのヴァイオリンソナタが聴ける。
珍しいので、聞いてみたいけど、どんな曲かわからない(特に現代・前衛作曲家の作品は正直怖い)場合に、こういうサイトで聞くことができると、安心できる。
お試しあれ。


ドラマSPは、第11回を最終回として終わったが、ストーリーとしては、4月5日にスペシャルが放送されて、そこで完結するらしい。ずいぶん、ひっぱるなあ。
最終回のエンドロールで、各回の使用曲リストが流れていた。
最終回では、なんとグレツキの交響曲第3番まで使われたそうだ。
リストの最後の曲は、フォーレのピエ・イエス。これは、いろいろな意味で至高の名曲だ。安易な使い方はしてほしくないが、とりをとるにはふさわしいかも。
1つ聞いた覚えのない曲があったので、使用曲リストをみると、それはどうやら、グレゴリオ・アレグリ「ミゼレーレ」というらしい。
部屋を引っ掻き回したら、voice of silenceというCDに入っていた。
ほかのCDに比べると演奏時間が短いので、抜粋なのかもしれないが。
結構、クラシック・オタクとしても楽しめるものだったので、スペシャルも期待しています。



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