育児と趣味の料理とクラシック音楽と
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やや旧聞だが、実写版「のだめ」の続編の撮影がパリで(?)始まったそうだ。
正式な情報は、こちら 新春にスペシャルとして2夜連続となっている。 さすがにヨーロッパで、パート2として11回分の撮影をするのはキツイのか。 それでもスペシャル2回分を撮影隊総勢およそ70人、ヨーロッパで撮影するというのは、かなりの力の入れよう。 期待しています。 突然ですが、フランス音楽にちなんだクイズを1つ。 以下の4人は「フランス6人組」といわれた作曲家たちですが、生まれた年が違う人が一人まざっています。それは誰でしょう。 1.アルテュール・オネゲル 2.ダリウス・ミヨー 3.ジェルメーヌ・タイユフェール 4.フランシス・プーランク 答えは明日。 PR
私が中学生か高校生の頃(まだCDもなかった頃)、カセットテープに入れてよく聴いていたものの1つにブラームスの交響曲第2番がある。このカセットの裏面にはドボルザークの交響曲第8番を入れており、私のお気に入りのテープだった。
当時、レコードを買うお金が無かったので、ひたすらFM放送を録音した(エアチェックという言葉も完全に死語ですね)ものだった。FMで出会う未知の音楽に胸躍らせていた。 その中に、ブラームスの第2交響曲もあった。最初に聞いたのは、誰が指揮者だったかも記憶にないが、最初から夢中になったのだけは覚えている。 ブラームスの作品は、暗かったり陰鬱な曲想の音楽が多い中で、この交響曲はかなり明るい。 今日のように、雨がそぼ降る薄ら寒い日に、気分だけでも爽快にしてくれる。 全曲通すと40分ほどかかるし、第1楽章などはテンポのかなり遅い曲なので、第4楽章だけでもいいと思う。演奏時間は第4楽章だけで10分弱。 演奏は、入手できれば、カルロス・クライバー指揮ウィーンフィルの演奏をお勧めしたい。DVDも出ているが、私は電車の中で聴くのでCD。 重厚長大好みの人には合わないかもしれないが、この演奏のドライブ感・疾走感は、雨空を忘れさせてくれる。同じくクライバーの「こうもり」序曲やベートーベンの第7番を聴いたときと同じ爽快感だ。 PS. 第4楽章といえば、最近、自動車のテレビCMで、かの西本智実氏の指揮で「新世界」の第4楽章冒頭が流れていますね。 ここから「TVCM & ギャラリー」をクリックしてみてください。 明後日(28日)、クラリネット合奏だけで、「新世界」第4楽章を演奏するそうですので、よろしければ、みなとみらいへどうぞ。
今月号のパイパーズが届いた。
興味深い記事がいくつかあったが、フルート奏者のダヴィデ・フォルミザーノの記事。 ミラノ・スカラ座管弦楽団首席をしながらシュトゥットガルト国立音大教授に就任したという。拘束時間の関係で両立できるそうだが、国をまたいで2つの仕事を掛け持つなんて、島国日本の感覚としてはビックリ。 もう一つビックリというか、注目は、モーツァルトのフルート協奏曲ニ長調K.314のコンサートライブの録画が全曲(!)、彼のこのサイトで見られるのだ。指揮はリッカルド・ムーティ。 モーツァルトの作品は著作権切れなので譜面の問題はないので、指揮者や楽団の許可が降りれたんでしょうね。 ほんのかじりだけなら、いろんなサイトでいろんな演奏が聞けたり、見ることができたりするのだが、全曲というのはすごい。画質は、DVDなどには遠く及ばないだろうが、器楽演奏なので、私は気にならない。 しかも、その後に、アンコールとしてドビュッシーのシランクスも収録されています。素晴らしすぎ! また、彼のサイトのリンクから、彼が憧れていたゴールウェイのページへ飛べます。その中のAudio-Video clips というページを見ると、映像ファイルはないのですが、ホフマンのフルート協奏曲のライブ録音が聞けたり、彼のウォーミングアップの録音と楽譜がダウンロードできます。 これほどのスーパースターが、ここまでやるとは。。。。 トッププロたちが、ここまでやってしまうとそれ以外の人たちは、もっと何か考えないといけませんね。
ロジャー・ノリントンは刺激的な指揮者だ。
刺激的といっても、いろいろな観点がある。アーノンクールも、ゲルギエフもとても刺激的だ。いずれも私の好みの指揮者だが、個性は全然違うし、アーノンクールとゲルギエフでは演奏する曲目が重複することが少ないので、比較しにくい面もある。 たとえば、アーノンクールはなぜかチャイコフスキーなどのロシアものとワーグナーは聞いたことがない。一方、ゲルギエフはバッハやヘンデルを演奏したのを私は知らない。 その点、ノリントンは、いろいろ演奏する(バッハの4大宗教曲の録音はないようだが)。ほとんど全ての時代の全ての曲を演奏してくれるので、他の指揮者と比較する楽しみが大きい。 何年も前のことだが、タワーレコードで、シューベルトの「グレイト」だったか、ベルリオーズの幻想交響曲だったか、記憶が定かでないが、ものすごく刺激的な録音が流れていて思わず、店員さんに演奏者を確かめて買い込んだことがある。それがノリントンのCDだった。 幻想もそうだが、グレイトの方は特に往年の大指揮者のもったりと重たい演奏に飽き飽きしてので、ノリントンの軽快で、ちょっとやりすぎかなというくらいに大胆な「遊び心」が嬉しかった。でも、ノリントン自身は、勝手なことやっているつもりは全くなく、時代考証とスコアの徹底的な研究から得た確信に基づいて演奏しているだけだそうだ。この点は、アーノンクールにも共通する。 そこで、ワーグナーのマイスタージンガーの前奏曲はどうかというと、軽すぎ? 私が重たい演奏を求めている(そういう演奏に耳が慣らされてしまっている)せいか、ちょっと喰い足りない感じが払拭できない。テンポも速いし、音も短め、さらにアクセントが弱いように感じるし、その上、なぜか、ホルンとトロンボーンのバランスが小さいようで、ワーグナーというよりモーツァルトを聞いているかのような印象が残る。 でも勉強家のノリントン氏がそうやっているのだから、それが作曲者自身の頭の中で鳴っていた音楽に近いのかもしれない。 この楽劇の全体を通して見聞きしたことがない私のような人間が勝手な注文をつけてはいけませんね。 ロジャー・ノリントンの話という素敵な(思い入れたっぷりの)ページを見つけました。
先日リディアのことを書いたので、続けてフォーレの歌曲から「蝶と花」のことを書くつもりで、ネットで調べていたら、素敵なサイトがいろいろありました。
まず、その名もズバリフォーレ歌曲集。 このサイトには、リディアも蝶と花も、mp3音源と歌詞の邦訳が載っています。 その歌詞を翻訳された方のサイトが「梅丘歌曲会館・詩と音楽」。こちらには、歌詞の対訳と曲の解説まであります。 まいりました。私のやりたいことはすでにやられてしまっている感じ。 でも、せっかくなので、上記のサイトと少々ダブりますが、「蝶と花」についてちょっとだけ、私なりのコメントを。 この曲は作品1-1というフォーレの(少なくとも作品番号上は)最初の作品です。 なんと16歳のときの作品! サンサーンスにピアノと作曲を習い始めたのがこの年ですし、後のフォーレらしさがまだ感じられないことなどから、習作の部類に入れてもいいようにも思いますが、とてもそんなレベルの低いものではありません。 アレグレットの8分の6拍子は素直に元気で快活な感じです。歌が始まるとピアノ伴奏がブンチャッチャ、ブンチャッチャとやるので、オペラの一節、たとえば「乾杯の歌」のような雰囲気を醸して、楽しいです。 私の手元にはアメリンクのCDがありますが、何度聴いても気持ちが明るくなる心ののビタミン剤のような演奏です。 是非、お試しを。
リディア(Lydia)といっても、ネットの掲示板(?)のことではなく、フォーレの歌曲の話。
フォーレの歌曲といえば、レクイエムをのぞくと、「夢のあとに」が圧倒的に有名。 いろいろな楽器用の編曲もあり、私の手元にもサックス用やらクラリネット用がある。 でも、これとかシシリエンヌ、パヴァーヌを聴いているとフォーレが暗い曲ばかり作曲したような印象を受けてしまうが、そんなことはない。レクイエムの中の白眉、ピエ・イエスなどのように天国的な美しさに満ちた曲もある。 リディアは、天国的とはちょっと違うが、聴いているとなぜかとても心が落ち着く。 おすすめは、森麻季さんの最初のアルバム森麻季 あなたがそばにいたら~Bist du bei mir~(CCCD)。このCDには、フォーレの曲からはリディアだけが選ばれています。あえて「夢のあとに」を選ばなかったのは、森さんの声質を考慮してのことかもしれません。 リディアは、森さんの声に合っていると思います。 CDがすぐには買えないけど雰囲気だけでも味わいたいかたには、こんなサイトがありました。 ところで、私がネットで見つけた楽譜はヘ長調(最高音はF)なのですが、森麻季さんは長二度高いト長調(最高音がG)で歌っています。ちなみに、私の手元には、ジェラール・スゼーというバリトン歌手の録音もあるのですが、そちらは長ニ度下げて変ホ長調(最高音はEs)になっています。歌というものは、歌手の都合で移調してしまうのが当たり前のようです。器楽でも、あまり堅苦しく考えなくてよいと思いますが、こだわる人が多いんですよね。 ところで、リディアという曲、もう一つ面白いことがあって、教会旋法のリディア旋法(Lydian mode)を利用して書かれています。第4音が半音高いのが特徴です。 歌い始めて2小節目の2拍目に現れます。LydiaとLydian mode(scale)をかけたフォーレのシャレなのでしょうか。 #フォーレにはこの他にも教会旋法を巧みに生かした曲が少なく有りません。 ちなみに、詩を書いたのはフォーレではなく、ルコント・ド・リールという詩人ですので、こちらは共犯ではないと思いますが。 |
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