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昨夜(1/25)のNHK プロフェッショナル 仕事の流儀をご覧になられたであろうか。
昨夜は、大野和士氏が登場した。私のそれまでの認識は、ヨーロッパで活躍する日本人指揮者の1人という程度だったが、この番組を見て、ファンになってしまった。
まず、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語を自在に操るだけでも尊敬すべきだが、シャトレ劇場での「逆転大勝利」には恐れ入った。
「どんな状況での最後まで諦めない。」、「ゴールを示して練習するが、本番には各奏者を解き放つことで最高の音(成果)が出る」など、どんな職業の人でも、リーダーでなくてもあてはまるもので心に響いた。
クラシック音楽に限って言えば、音楽そのもの以外の面を含めた試練の質・量ともにオペラこそが最高の鍛錬の場であるように感じられた。
大野氏は何も言及していないが、私見ながら、シンフォニーオーケストラだけを演奏して(聞いて)いては、クラシックの真髄の全貌は見えてこないのではないだろうか。交響曲などの管弦楽曲はあくまでクラシックの1つの分野だから。
大野氏の今後のさらなる活躍に注目したい。
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これも、私が素人ながら何とか手が届く作品として仲間に紹介したもの。Gerald Finzi (1901-1956)によるクラリネットとピアノのための5つの楽章からなる佳作。両端楽章は元気がよく、途中の3つの楽章はゆったりと叙情的だ。第5楽章だけは高音域や転調のために少々手ごわい所もあるが、それ以外は技術的な困難はない(ただし、途中の楽章で拍子がころころ変化するのできちんと数えていないと迷子になる)。
吹奏楽でクラリネットを吹いていても、案外、こういった曲を知らない人が多いものですね。私の知り合いを見渡す限り、サックス吹きには、自分の楽器の独奏曲に異常なほど詳しい人が多いのに。吹奏楽のクラ吹きさんって、毎度あまりにたくさんの16分音符を吹かされて、疲れてしまっているように思えます。指の練習だけで大変ですから。だから、白玉の音符を吹かせると、色気のない音楽になる人が少なくないんでしょうね。色気といえば、この曲の中間楽章などは単に楽譜どおり吹いてもつまらないだけの典型。プロも含めてほとんどクラ吹きさんが、まっすぐ音を出すことばかりに異様な執着をお持ちのようで、この曲もたいてい味の薄い演奏が多いです。そこでこの曲のお勧めの演奏は、ストルツマンになります(RCA RD60437)。このCDでは、伴奏がピアノではなく弦楽アンサンブルになっています。この編曲者は作曲者に師事したこともある人だそうで、ストルツマンの演奏と大変よく調和しています。なお、このCDには、有名なクラリネット協奏曲も入っていますがその話はいずれまた。
前々から気になっていた。アーノンクールによるドボルザークの交響曲第8番の第4楽章。248小節目から始まる旋律の4小節目(第4楽章全体では251小節目)。チェロが歌うこの旋律は、25小節目にも既出のもので2回目ということになる。他の指揮者では、最初と全く同じ旋律になっているような記憶があるのだが、アーノンクールは節回しが違うのだ。1回目は皆、「シドレシ」とやり、2回目もアーノンクール以外は、同じく「シドレシ」だが、アーノンクールだけは、2回目を「シレド」とやっている。何か意味があるのかと思ってスコア(全音のポケットスコア)を見たら、アーノンクールが正しいようだ。他の指揮者は、ミスプリもしくは作曲者の書き間違えと思っているのかもしれない。
ただ、このスコアだって必ずしも正しいかどうかわからない。この直後の263小節目にあるフルートのオクターブの跳躍と戻りが、2つともソ-ソ-ソとなっているが、私が聞いた範囲では、2つめはどの指揮者もレ-レ-レと4度下げている。

ちなみに、この曲のこの楽章といえば、356小節目にあるトロンボーンの16音符の音階が話題になる(スライドトロンボーンではおそらく不可能)が、アーノンクール版では、私にはよく聞き取れない。バルブトロンボーンでの演奏を聞いてみたい。
ちょっと煮詰まったときや、心が濁ったと感じたときには、こんな音楽はいかが。
中世への旅
6枚(バラ売り)だそうだが、今は入手しにくいらしい。手元には第4集「多声音楽/ノートルダム楽派」がある。楽器による伴奏はなく、いわゆるアカペラで、単旋律だったり複旋律だったりするが、現代とは異なる和声が面白い。このCDの最後の数曲を歌っているアノニマス4という女性グループは、いろいろCDを出していて有名だ。それ以外はアンサンブル・オルガヌムという男声合唱や混声合唱で、飽きさせない。いずれもキリスト教の宗教曲だからという理由で嫌う人もいるだろうが、そういう視点でなく、耳掃除と心の洗浄だと思って聞くのがよさそうだ。
ガーデ(もしくはゲーゼ。デンマーク語なので正確な発音を知りません)という作曲家をご存知でしょうか。
BISレーベルなどからいくつかCDが出ているが、ガーデという人は、日本では知名度が低いようだ。
本人はあまり知られていなくても音楽史上重要な位置にいる。
自作の交響曲がメンデルスゾーンに認められ、ライプツィッヒに移住し、ゲバントハウス管弦楽団でメンデルゾーンの副指揮者を務め、大いにメンデルスゾーンの影響を受けたり、シューマンという知己を得、故郷に帰ってからはグリーグやニールセンを教えたというから半端ではない。

幻想小曲集作品43は、シューマン的な響きがある。
#私個人的にはメンデルスゾーンよりもシューマン的に感じる。
シューマンのクラリネット作品がA管用に書かれているのに対して、
こちらはBb管用に書かれており、Bb管しか持っていない私にピッタリの曲。

吹奏楽だけでクラリネットを吹く人間にはA管を持っていない人が少なくない。
そこで、Bb管用の曲をいろいろなCDで聞いて、楽譜を集めたことがある。
その中から楽しくて技術的にも素人(つまり私自身)でも手が届きそう
な曲を知り合いに紹介したことがあった。
その中の筆頭がまさにこれだった。

私自身ほとんど初心者の分際で、合歓の里において、無謀にも恐れ多くも
プロのクラリネット奏者に指導していただいた最初の曲がこれだった。

MIDIで聞いてみたい人は、こんなページを見つけました。

お勧めの演奏は、 ライスターのCD (グリンカ:悲愴トリオ)(このCDには作曲者名がゲーゼと記されています)
ライスターの演奏は特にこういったドイツ系の曲では無類の説得力があります。
でもこのCDの最大の功労者は、ピアノのボーグナーかも。このガーデの曲ではピアノの細かい動きが強調されず、淡い模様のように背景に溶け込むことでクラリネットのゆったりとした歌に寄り添っている。これがよりシューマン的に聞こえている要因かもしれない。
先日、ネット上で記事を見つけました。
CDのジャケットには、コピーコントロールCD(以下、CCCDと略す)は、Macでは再生もできないと記載されています。
記事によると「Macの内蔵CD-ROMドライブでは読めず再生できないが、外付けのCDライタードライブなら、何の問題もなく読み込める」というではありませんか。
さっそく、私のMac miniで外付けドライブに森麻季さんのCCCD森麻季 あなたがそばにいたら~Bist du bei mir~(CCCD)を入れて試してみました。問題なくiTunesに読み込まれました。そこからiPodに入れて持ち歩いていますが、問題なく再生されました。ゴキゲンです!
内蔵ドライブではダメなのに、外付けならいいってどういうことでしょう。
東芝EMIもCCCDをやめたようですね。
単に使いにくくしただけのCCCDって何の役に立ったんでしょうかね。


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